Amazonで商品を購入したり、アリババやタオバオから個人輸入をしたりするときに、商品を配送することがあると思います。
セラーによって、利用する配送業者が異なりますが、ここで注意したいのがチャイナポストから送られてくるときです。
どうやら、チャイナポストで送られてくる商品は、基本的に遅れて届くようです。
「チャイナポストは荷物が届かないって聞いたけど実際どうなの?」
「チャイナポストの配送の仕組みを知りたい!」
Amazonで配送される商品でチャイナポストが指定している場合は、商品の配送が遅れるので注意しましょう。
この記事では、配送でチャイナポストが選択された人のために、配送が遅くなる理由や、チャイナポストの実態を解説します!
【よくわかる解説】
- チャイナポストは届くのが遅い
- 通関手続きが遅いとなかなか届かない
チャイナポストはどういう配送業者?
チャイナポストは、前述したように中国内で運営している郵政サービスのことです。
別名”中国郵政”とも呼ばれており、メインは中国内での配送をおこなっています。
チャイナポストは中国の公共事業であり、国が運営しています。
これまでを聞くと、「安心できる配送業者だから遅れないんじゃない?」と思う人がいますが、日本郵政の感覚でいると痛い目見ますよ……。
あまり聞かない配送業者ですが、中国輸入をする場合、高確率でチャイナポストから送られてきます。
代行業者を使って仕入れているなら別ですが、以下のECサイトから購入した場合は、チャイナポスト経由で配送される可能性があります。
【チャイナポストを利用しているECサイト】
- Amazon※中華系のセラーから購入した場合
- アリエクスプレス
- タオバオ
- アリババ
そのため、セラーや業者の配送サービスで、チャイナポストが選択されていれば、商品が遅れるものだとして注意しましょう。
商品が届かないことはありませんが、1ヵ月~2ヵ月遅れることが普通にあります。
チャイナポストは届くのが遅い?原因を徹底解説!
チャイナポストは、国内でいう日本郵政のようなサービスです。
しかし、日本郵政に比べると配送がルーズなので、届くのが遅いと報告している人が多いです。
私も、アリエクスプレスで購入したときに、チャイナポストで送られてきましたが、規定期日よりも1ヵ月遅れて到着しました……。
いろいろと理由を考えましたが、該当するのは以下のとおりです!
【チャイナポストで配送が遅い理由】
- 通関手続きに時間がかかっている
- 中間業者が多く手続きが多い
- セラーが対応していない
- まとめて配送手続きをしている
私の場合は、単純にチャイナポストの配送手続きが遅れているだけでした。
配送コストを削減するために、ある程度在庫を抱えないと配送してくれません……。
タイミングを合わせれば、指定期日内に配送してくれるみたいですが、結構難易度が高いです。
通関手続きに時間がかかっている
チャイナポストに限らず、中国輸入をした場合は、必ず通関手続きをしなければなりません。
通関手続きとは、中国から日本に配送する前に、配送に適しているかどうかをチェックする手続きのことです。
航空法などで定められている規定に当てはまらないものは、そもそも配送ができません。
例を挙げると、以下のとおりです。
【通関手続きが通りづらい商品】
- 危険物(例:バッテリーなど)
- 商標品(例:スニーカー、フィギュア、ブランド品など)
- サプリメント
特に、最近ではコピー品や偽物商品が出回っているため、中国から配送される商標品は、通関手続きが長引きます。
チャイナポストでは追跡番号が発行できますが、いつまでも送られてこずに、”通関保留”のステータスになっている場合は、通関手続きが長引いている可能性があります。
この場合は、通関手続きが完了すれば配送されるので、気長に待ちましょう!
中間業者が多く手続きが多い
次に、中間業者が多い点です。
これは国内配送でもありがちですが、商品をECサイトなどで購入する場合、業者から直で送られてくることはまずありません。
あなたが、福岡に住んでいるとして、関東にあるAmazonの倉庫から商品が送られてくるとします。
その場合、以下の手順で商品が配送されます。
【配送の手順】
- 倉庫から商品が持ち出される
- 近くの郵便局・配送業者に依頼
- 中継ぎの配送業者に依頼
- エリア内の配送業者に依頼
- 商品到着
流れだけではわかりづらいと思うので、実際にある方が注文した履歴をもとに紹介します。
こちらは、以前Amazonで商品を購入した際の配送状況です。
大阪府から送られてきて、中継ぎの福岡県に到着し、隣県の佐賀市内に商品が到着して届きました。
これは、国内だけではなく、中国でも同じことです。
中国は、御覧のとおりかなり広い面積の国ですし、配送される地域によっては、中間業者が多い可能性があります。
中国内の配送だけでも、10日~15日はかかることがあり、チャイナポストだと余計に遅れるようです……。
EMS配送ならすぐ送られてきますが、チャイナポストは通常配送メインなので、国内に送られてくるまでに時間がかかります。
セラーが対応していない
商品を購入したとして、”配送準備中”のステータスのまま放置されている場合は、セラーがそもそも対応していない可能性があります。
理由はさまざまですが、おそらく商品の在庫が手元にないことが関係しています。
アリエクスプレスで購入したときに多いですが、10日以上配送ステータスが変わらないことがあります。
Twitterに投稿されていた履歴を見る限り、そもそも商品が手元にない無在庫転売だったようです。
アリエクスプレスで販売されている商品は、アリババやタオバオで販売されているものですからね……。
こちらの商品がいい例であり、アリエクスプレスでは3,000円台で販売されていました。
しかし、アリババでも同じ商品があり、価格帯は800円台でした。
注文した商品が、いつまでも送られてこない場合は、配送そのものをおこなっていない可能性が高いです。
チャイナポストを指定していて、追跡番号が送られてこない場合は、この線を疑いましょう。
チャイナポストの追跡するなら「aftership」をご利用くださいね★
まとめて配送手続きをしている
チャイナポストは、セラーと購入者にとって良心的であり、送料が安いことから、配送方法として採用されることが多いです。
しかし、配送コストを抑えるために、チャイナポストでは商品がある程度倉庫にたまってから配送手続きに移ります。
チャイナポストは、主に中国で利用されているサービスであり、国外配送は頻繁におこなわれません。
倉庫が一定量に達さない状態で配送してしまうと、人件費だけがかかってしまいます。
そのため、チャイナポストでは、ある程度国内配送の荷物がたまらないと配送してくれないので、それまでは放置されます。
補足:チャイナポストの日本配送までの日数
チャイナポストですが、日本までの配送に時間がかかります。
ただ、配送にかかる時間は、配送されるエリアによって異なります。
こちらは、中国のマップですが、国内に配送する場合は、大きく分けて”北京・上海・深圳”から配送されることが多いです。
船便になると配送に時間がかかりますが、航空便だと順調に配送手続きが進めば10日以内には送られます。
エリアによって、配送にかかる日数が異なるので、それぞれ紹介しますね♪
【エリア別チャイナポストの目安日数】
- 北京:8~10日
- 上海:8~10日
- 深圳:5~7日
- 広州:5~7日
※あくまでも目安です
トラブルなく順調に進めば、この日数で届きます。
なかでも、深圳は配送手続きが早い印象です!
チャイナポストの配送は遅い場合にできる3つの対策!
チャイナポストは、配送が遅く何かとストレスがたまります……笑
しかし、対策をすれば多少は配送が早くなる可能性があります。
具体的な対策は、以下のとおりです。
【チャイナポストで商品を早く送る対策】
- 在庫がある商品を購入する
- 曜日を意識して仕入れする
- 通関手続きに引っかかるものは仕入れない
特に、スムーズに配送したいなら、通関手続きをクリアできるようなものにしましょう。
アパレル品やブランド品は、特に手続きが長引く印象なので、Qoo10やAliexpressで購入する場合は要注意です。
在庫がある商品を購入する
代行業者を利用する場合に限りますが、打ち合わせをして仕入れるなら、事前に在庫がある商品を購入すると、配送も早くなります。
チャイナポストで商品が遅れる理由はさまざまですが、セラーに理由がある可能性もあります。
配送から期間が長い場合は、発注後に仕入れる、無在庫転売をしている可能性が高いです。
ECサイトによりますが、購入から配送まで20日以上かかる場合は、仕入れ前の商品の可能性が高いです。
最初から在庫が手元にある商品かどうか判断したいなら、国内配送まで10日以内のものを購入するとよいでしょう。
曜日を意識して仕入れをする
チャイナポストを利用する際ですが、できれば曜日を意識して購入したほうがよいです。
これは、チャイナポスト以外でも関係することですが、木曜日をめどに商品を購入すると、配送手続きが若干早くなります。
チャイナポストを利用しているセラーのなかには、即日対応を心がけているところも少なくありません。
しかし、通関手続きなどで、時間がかかるわけですが、土日を挟んでしまうと、月曜日以降の出荷になってしまいます。
そのため、中国輸入で商品の購入をする場合は、金曜日には出荷される段取りを組むために、木曜日までに購入しましょう。
通関手続きに引っかかるものは仕入れない
最後に、通関手続きに引っかかるものは仕入れない点です。
中国輸入をする際ですが、商品次第では通関手続きに引っかかる可能性があります。
ジャンルはそこまで多くないので、中国輸入をする前に把握しておきましょう。
今まで、中国輸入をしてきたなかで、通関手続きが長かったものを紹介すると、以下のとおりです。
【通関手続きに引っかかりやすい商品】
- ブランド品
- アパレル用品※OEM・ODMは別
- 家電類
- スマホ関連機器
この辺は、特に通関手続きに引っかかる可能性があるので、注意しましょう。
ブランド品に関しては、正規品を購入しても、長い通関手続きが待っています。
中国サイトで商品を購入した人が、”通関保留”になったとしてつぶやいていました。
この理由はさまざまですが、通関手続きに時間がかかっている証拠です。
ブランド品やアパレル品は、コピー品が出回っている背景から、念入りに通関手続きがおこなわれます。
中華系のサイトから商品を購入する場合、時間がかかりそうなものは除外したほうがよさそうです!
チャイナポストで届かない?口コミ・評判を紹介!
チャイナポストですが、AmazonやQoo10で購入したら、配送方法として選択されることがあります。
届くのが遅いならまだしも、「商品が届かない!」などの口コミがあったので、最後に紹介しておきます。
商品が届かないのは、通関手続きで止まっているか、何らかのトラブルで配送できていないかのいずれかです。
実際に、Twitterで調べると、多くの人がつぶやいていました。
人によっては、宛先不明で返品されたとのこと。
Amazonで商品を購入する際は、日本語で住所を登録していると思いますが、チャイナポストの場合は英語の住所にしなければなりません。
セラーによっては、自動で変換してくれて送るみたいですが稀です。
商品が遅れる口コミなども存在するので、中国から商品が送られてくる際は、注意したほうがよさそうです。
まとめ
中国輸入やプライベートで、中国から商品を購入する場合は、チャイナポストが配送方法として選択される場合があります。
セラーや購入者にとっては、送料が安いため、コストがかからない点ではメリットがありますが、届くまで遅いです。
海外から商品を購入する際は、配送方法をチェックしておかないと、トラブルになるので注意しましょう。
引用:Twitter
Twitterには、チャイナポストを利用して商品が届かなかった人が投稿しています。
トラブルを避けたいなら、チャイナポストを使っていないセラーを選ぶか、ECサイトを絞って購入するとよいでしょう。
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