Amazonで利益計算をする際に活用したい、FBA料金シミュレーター。
概算の利益を出したり、損益分岐点を算出できたりするので、かなり使い勝手がよいツールです。
「FBA料金シミュレーターの使い方を教えてほしい!」
「FBA料金シミュレーターは使えるツールなの?」
今回は、AmazonのFBA料金シミュレーターを使いたい人のために、使い方や手順を解説します!
利益計算をして商品を仕入れたい人や、安定して利益を出したい人は、参考にしてくださいね♪
【よくわかる解説】
- Amazonで販売するならFBA料金シミュレーターは必須
- 損益分岐点の計算もできる
- Amazonアカウントがあればだれでも利用できる
そもそもFBA料金シミュレーターとは?
FBA料金シミュレーターとは、Amazonが無料で提供しているサービスのことを指します。
以前は、セラーアカウントがないと利用できませんでしたが、今はゲストでも利用可能です。
「FBA料金シミュレーター」と検索すると、一番上にツールが出てきます。
ちなみに、ゲストとして利用する場合は、1日5回までしか調べられないので注意しましょう。
実際にアクセスすると、以下の利益計算機が出てきます。
該当箇所に数値を入れると、利益計算ができるわけですが、Amazonで商品を販売する際に役に立ちます。
実際に利益計算をすると、自己配送の場合とFBA納品をした場合の両方で概算利益が出る仕組みです。
Amazon販売をしている人・これから始める人は、積極的に利用していきたいツールです。
FBA料金シミュレーターの使い方・手順を解説!
FBA料金シミュレーターは、Amazonの仕入れで必要な利益計算が気軽にできるので、おすすめなツールです!
パソコン・スマホの両方で利用できるので、電脳せどり・店舗せどりの両方で使用可能です。
しかし、これからAmazonの販売を始めようと思っている人は、「どのようにして使うの?」と思う人が多いです。
そういう人のために、FBA料金シミュレーターの使い方を解説しますね♪
【FBA料金シミュレーターの使い方】
- FBA料金シミュレーターを開く
- ASIN・キーワードで商品を特定する
- 利益計算をする
難しい使い方は一切なく、FBA料金シミュレーターを開いて指定項目に数字を入力するだけで使えます!
ただ、入力箇所が若干複雑なのと、項目が多く表示されるため、これからツールを使う人はしっかり使い方を把握してくださいね♪
1.FBA料金シミュレーターを開く
まず、FBA料金シミュレーターを利用する際は、ツールを開く必要があります。
方法は簡単で、Googleなどで「FBA料金シミュレーター」と検索するだけです。
実際に検索すると、このようにページが出てきます。
こちらをクリックすると、以下の画面が表示されます。
セラーアカウントがある場合は、セラーセントラルにログインしてから使いましょう。
検索回数が無制限になり、ストレスなく利益起算ができます。
ちなみに、ゲストで使用する場合は1日5回までしか利用できません。
Amazon販売で利用することが多いので、セラーアカウントをおそらく所持していると思います。
2.ASIN・キーワードで商品を特定する
FBA料金シミュレーターにログインできたら、検索窓が出てきます。
こちらに検索したいキーワードを入力するわけですが、商品を特定したいならASINがおすすめです。
例えば、以下のゲームソフトの利益を計算するとします。
キーワードで「あつまれどうぶつの森」と検索してもよいですが、キーワード検索をすると多くの商品が出てきます。
固有名詞なので、検索したい商品が出てきますが、別の商品だと検索するのに一苦労です……。
実際に、キーワード検索した結果ですが、複数の商品が出てきました。
この手間を省くために、ASINコードで検索します。
ASINコードとは、各商品個別に割り振られているコードであり、一つの商品に一つのコードしかありません。
こちらの商品の場合は、「B084HPGQ9W」がASINコードになります。(Amazonのページ下部に記載があります)
こちらのコードをコピーして、検索ボックスに張り付けると、即商品が出てきます。
個別コードなので、無駄に検索する手間も省けるのでおすすめですよ♪
3.利益計算をする
ASINなどで商品を特定できたら、いよいよ利益計算に移ります。
ただ、計算機に入れる項目はさまざまで、どれを入力すればいいかわからない人も多いでしょう。
そういう人のために、入力する項目を赤枠で囲みました!
利益計算をする際は、この赤枠の部分のみを入力するとよいです。
商品価格と商品原価さえ入力できれば、概算利益が簡単に出せます。
実際に、計算した結果が以下のとおりです。
商品価格4,000円に対して1,500円で仕入れをした場合、粗利は2,500円ですが、それに代行手数料などがかかり、最終的な利益額は自己配送で1,900円で、FBA納品で1,617円です。
この利益シミュレーションをもとに、商品を仕入れるかどうかの判断をすると、赤字を出さない安定した仕入れが可能です♪
利益計算以外にも使える!FBA料金シミュレーターのお得な使い方!
FBA料金シミュレーターは、本来Amazonで販売する際の、概算利益を出すときに使うことが多いです。
しかし、利益計算以外にも使い道があるため、そちらも紹介しますね!
それは、損益分岐点の計算です。
損益分岐点とは、利益が出るか損失が出るかの分岐点のことであり、以下の曲線であらわされます。
損益分岐点がわかれば、商品の仕入れ判断ができるため、積極的にリサーチしていきたいところです。
FBA料金シミュレーターを使えば、損益分岐点の計算が可能であり、仕入れ価格以外の項目を入力すれば、算出されます。
先ほどの商品を検索すると、このように数値が出てきました。
4,000円で販売価格を固定した場合、自己配送の場合は3,400円で、FBA納品の場合は3,117円以下の仕入れで利益が出ます。
損益分岐点が算出できたら、この価格をもとに店舗やネットでリサーチをしていきます。
メルカリでは、価格設定が可能なので、キーワード検索で「あつまれどうぶつの森」と検索し、上限価格を3,117円にしました。
こちらが実際に検索した結果ですが、ちらほら販売されている商品が目につきます。
商品カテゴリを指定しておくと、より効率よく商品を見つけられます。
安い順にして商品をリサーチしていると、このような商品を見つけました。
お子様のゲームの断捨離で販売しているものであり、販売価格は1,560円です……笑
利益計算をしなくても利益になることがわかるので、仕入れ対象にしましょう。
あらためて利益計算をすると、いずれの配送方法も利益が出ることがわかります。
FBA料金シミュレーターで入力する項目を徹底解説!
FBA料金シミュレーターでは、指定のボックスに数値を入力するだけで、利益計算ができます。
しかし、どのボックスがどのような役割を果たすのかいまいちわからない人がいると思うので、項目別に紹介しますね!
FBA料金シミュレーターで、特に利用することが多い項目は、以下のとおりです。
【FBA料金シミュレーターで使う項目】
- 商品価格
- 配送料
- Amazonへの納品
- 商品原価
これらの項目を押さえておけば、正しい利益計算が可能です◎
正しい利益を出すためにも、しっかり押さえておきましょう。
商品価格
商品価格の項目では、Amazonで販売する予定の価格を入力します。
ツールを使って、競合が出品している最安値を調べて、価格を反映するのが一般的です。
使い勝手がよいツールを紹介すると、デルタトレーサーが挙げられます!
デルタトレーサーは、商品検索をすれば、商品の販売個数やコンディション別の最低価格がわかります。
こちらの商品の場合は、中古の最低価格が4,230円なので、値下げを想定せずに販売するなら、4,240円を入力してかまいません。
しかし、競合が多い場合は、少しだけ安く見積もって利益計算をするとよいでしょう。
配送料
FBA料金シミュレーターでは、配送料を入力できる項目があります。
こちらの項目は、自己配送をする際に入力する項目であり、購入者に負担してもらう送料を入力します。
Amazonの商品ページを見ると、配送料の目安が書かれていることが多いです。
プライムマークが付与されていないなら、自己配送の可能性が高いです。
送料は自分で決められますが、適切な送料を入力しないと、カートが獲得できない可能性が高まるので注意しましょう。
配送業者を調べて、適切な送料を入力すると、ミスマッチも避けられます◎
Amazonへの納品
Amazonへの納品の項目は、FBA納品をする場合にのみ入力します。
FBAとは、Amazonの代行サービスであり、商品を全国の指定の倉庫に送れば、梱包からお届けまで代行してくれるサービスです。
セラーアカウントがあれば、だれでも利用できますが、Amazon倉庫へ納品する際の送料は負担しなければなりません。
こちらの項目は、その送料を入力するわけですが、商品を単体で倉庫に送ることはまずありえないです。
送るとしても、段ボールに複数の商品を詰めて配送するケースがほとんどで、サイズによって送料は異なります。
例えば、100センチの段ボールで、福岡から神奈川の小田原FCまで配送する場合、ヤマト運輸を使うと1,830円で配送可能です。
この段ボールのなかに、ゲームソフトを40個ほど入れて配送した場合は、配送にかかるコストは1,830円÷40個=45円です。
まとめて配送すればするほど、納品の料金が安くなるので、無理ない範囲で梱包するとよいでしょう。
商品原価
商品原価の項目では、商品の仕入れ値を入力します。
この場合、入力するパターンは大きく分けて二つあるので、利用する前に把握しておきましょう。
【商品原価の入力パターン】
- 仕入れ値のみを入力する
- 仕入れにかかった手数料などもまとめて入力する
正しく利益を出したいなら、手数料も含めた仕入れ値を入力しましょう。
例えば、メルカリで以下の商品を仕入れたとします。
商品の販売価格は25,000円なので、そのまま商品原価に25,000円と入力したいところですが、送料は自己負担です。
家電系なので、送料の概算が出しづらいですが、大きさ的に800円~1,000円程度かかります。
おそらく、販売者も送料が思いのほか高いため、送料込みでの配送を避けているのでしょう。
この場合、トータルの仕入れ値は25,000円+送料1,000円で26,000円です!
商品原価に入力するのは、トータルの仕入れ値なので、注意しましょう。
FBA料金シミュレーターとツールを併用して利益商品を見つける裏技!
FBA料金シミュレーターは、単体でも十分活用できますが、ツールと併用すればさらに緻密な利益計算ができます。
なかでも、デルタトレーサーとの相性は抜群であり、最後にデルタトレーサーとFBA料金シミュレーターを使った、利益商品を見つける裏技を解説していきたいと思います♪
具体的な裏技は、以下のとおりです。
【FBA料金シミュレーターとデルタトレーサーを活用した裏技】
- デルタトレーサーで価格を調べる
- 利益が出る商品かどうか見極める
- トラッキング機能で最終利益を把握する
この手順で進めれば、ライバルと差をつけた仕入れができます。
ツールを併用しながら、無理ない範囲で利益商品を見つけていきましょう◎
1.デルタトレーサーで価格を調べる
まず、リサーチしたい商品を絞って、デルタトレーサーで特定します。
今回調べるのは、先ほど紹介したSwitchソフトです。
リサーチ時点での価格帯は、4,230円~5,044円の範囲です。
中古の相場が4,230円なので、それ以下の価格帯で購入できれば、利益になる可能性があります。
ただ、これは現状の価格帯であり、販売商品が多いので価格変動が予想されます。
3ヵ月の中古コンディション価格推移グラフですが、大きな変動はありません。
ただ、販売価格によっては利益にならない可能性があるため、売るタイミングを把握する必要があります。
2.利益が出る商品かどうか見極める
デルタトレーサーで、商品の価格がわかったら、利益が出る商品かどうかを見極める必要があります。
仕入れ先をメルカリに指定する場合、平均相場は3,000円~4,000円の間です。
稀に2,000円台で販売されているものもありますが、運よく仕入れられれば狙っていきたい商品です。
仕入れ価格を3,000円に固定した場合、4,230円で販売すると、以下の利益が出ます。
自己配送で595円、FBA納品で312円の利益です。
利益率は7%と低いですが、売れることに変わりはないので、仕入れ対象にできます。
3.トラッキング機能で最終利益を把握する
FBA料金シミュレーターで利益計算をすると、4,200円以上で300円程度の利益が出ることがわかりました。
しかし、リサーチ時点での販売価格によっては、赤字になるケースも少なくありません。
例えば、あなたがリサーチしたときに、Amazonの最安値が3,800円だとします。
FBA料金シミュレーターに当てはめてみると、以下のような計算になりました。
自己配送ならギリギリ利益になりますが、FBA納品の場合は赤字になります。
Amazonへの納品送料を入れていないので、実質発生する赤字は500円程度です。
仮に、リサーチ時点でFBA料金シミュレーターを使って赤字だとわかったら、おそらく仕入れないと思います。
しかし、価格は常に変動しますし、4,000円台以上になれば利益が出る可能性が上がります。
以下のデルタトレーサーのグラフをチェックしてほしいですが、とある部分に線を入れました。
この線は、損益分岐である4,000円のラインに引いたものです。
これ以下の価格で販売した場合は赤字になり、この線以上の場合は黒字になります。
まとめ
FBA料金シミュレーターは、Amazonで売る場合に必須なツールです。
むしろ、FBA料金シミュレーターがないと、利益計算ができないので、根拠に基づいた仕入れができません。
これからAmazon販売をしようと思っているなら、今回紹介した使い方を参考にしながら、利益計算をしてくださいね♪
あらためて、FBA料金シミュレーターでしたいことをまとめると、以下のとおりです。
【FBA料金シミュレーターでしたいこと】
- 仕入れ商品の利益計算
- 損益分岐点の計算
- ツールと併用した利益計算
これらができれば、根拠に基づいた仕入れができます!
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