Amazonを利用している人のなかには、アカウントを使い分けたい人がいると思います。
プライベートで利用するものと、出品用アカウントで使うものと、分け方はさまざまです!
「Amazonで複数のアカウントを作成できる?」
「出品用アカウントを2つ以上持つには?」
今回は、Amazonで2つ以上のアカウントを作りたい人のために、そもそも作れるのかということや、作る際の注意点などを紹介します!
結論を少しだけ話すと、Amazonでアカウントを複数持つのは可能ですが、状況次第では手間がかかるので、注意しましょう!
【よくわかる解説】
- 同じアカウントを2つ以上持つ場合は異なる個人情報が必要
- 購入用アカウントは複数作成できる
- 出品用アカウントを2つ以上作成する場合は難航する
Amazonでアカウントを複数所持することは可能?
Amazonで、アカウントを使い分けるために、複数所持している人はいます。
現に、私も購入用アカウントと出品用の両方を持っていますからね!
Amazonで複垢を作る際は、それぞれ規制と条件があります。
私のように、”購入用アカウント×1・出品用アカウント×1”の場合は、問題なく作成できます。
また、購入用アカウントを複数作るのも問題ありません。
しかし、出品用アカウントは、”原則として”1人あたり1つしか持てません。
まとめると、以下のとおりです。
【Amazonでアカウントを二つ持つ場合の条件】
- 購入用アカウント+出品用アカウント→OK
- 購入用アカウントを複数作成→OK
- 出品用アカウントを複数作成→NG(条件次第ではOK)
Amazonで規制されているのは、出品用アカウントを2つ以上持つことです。
ただ、条件によっては複数所持ができるので、併せて紹介しますね♪
購入用アカウント
まず、購入用アカウントですが複数所持が許可されています。
目的はさまざまですが、アカウントを使い分けることで、以下ができますからね♪
【購入用アカウントを複数作るメリット】
- 仕事用・プライベート用で使い分ける
- 家族で別々のアカウントを作成できる
家族でAmazonを利用している場合は、同じ住所で登録することになります。
そのため、アカウントの購入規制をしてしまうと、家族でAmazonが利用できないことになります……。
ただ、購入用アカウントを複数作る際は、注意点もあるので把握しておきましょう。
【購入用アカウントを2つ以上作る際の注意点】
- 複数アカウントの統合は不可能
- アカウント情報は引き継げない
複数アカウントを作ったとして、「アカウントを一つにまとめたいな」と思っても、履歴などは引き継げないので注意しましょう。
さらに、”クレジットカード・メールアドレス・パスワード”は、ぞれぞれ別のものを設定しなければなりません。
出品用アカウント
出品用アカウントは、原則として1人あたり1アカウントしか作成できません。
これは利用規約で決まっていることで、2つはもちろん、それ以上複数作成するのは規約違反です。
しかし、状況次第では、出品用アカウントを複数作成できます。
それは、2つ以上の会社を設立することです。
法人に限定すると、事前に連絡をすれば、部署別でアカウントを作成できる条件もあります。
【部署別でアカウントを作成する場合】
- 美容ECサイト部署:アカウントA
- 家電ECサイト部署:アカウントB
- 中国輸入ECサイト部署:アカウントC
総合商社などは、複数のアカウントを所持していることが主流です。
この場合、所定の申請をしたら、認可されます。
法人を二社設立してアカウントを使い分けるパターンは、ある程度利益が出た人にしかできません。
Amazonでは、出品用アカウントを作成する際に、以下の情報が必要です。
【出品用アカウント作成に必要な情報】
- ストア名、店舗名
- 運営責任者
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 法人用口座、銀行口座
- クレジットカード
これらの情報がすべて違う状態で、既存のアカウントとは違うIPアドレスとブラウザであれば、複数所持が可能です。
つまり、この条件を満たさない限りは、出品用アカウントを2つ以上所持できません。
Amazonで出品用アカウントを複数作るメリット!
Amazonでは、出品用アカウントを原則として1つしか持てませんが、別法人を設立したり、部署によって使い分けたりすれば作成可能です。
正直、かなり面倒で手間ですが、作成できれば以下のメリットがあります。
【Amazonで出品用アカウントを複数作るメリット】
- 商品にばらつきが出ない
- リスク分散につながる
個人的には、商品を特化して販売できる点は、かなりメリットだと思います。
ストアを専門化すれば、その分ファンもつきやすくなり、回転率もアップしますよ♪
商品にばらつきが出ない
Amazonで、出品用アカウントを2つ以上作成できれば、商品別でストアを分けられるようになります。
Amazon転売では、多くの商品を仕入れて転売しますが、あまりにも種類が多いとユーザーに不信感を与えてしまいます。
あなたがAmazonでほしいゲームソフトを購入する立場だとして、以下二つのアカウントがあった場合、どちらから商品を買いますか?
【アカウントA】
- ゲーム販売だけに特化している
- 販売商品はゲームソフト、ゲーム機本体だけ
【アカウントB】
- ゲーム以外に、”家電・スポーツ用品・日用品”などを販売
- 複合的な商品を取り扱っていてゲームはその一部
大半は、アカウントBのような販売形式をとっていますが、実はユーザーからすると、アカウントAから購入したいのが本音です。
店舗でいうと、ゲオで購入するか、その辺のスーパーで購入するかの違いです。
アカウントを2つ以上作った場合は、ストアによって商品を分けられるため、ばらつきが出ずに済みます。
リスク分散につながる
Amazonで、アカウントが停止・閉鎖してしまう理由はさまざまです。
普通に商品を出品していても、アカウントが閉鎖してしまうこともありますが、主な理由は以下のとおりです。
【Amazonでアカウントが停止・閉鎖する理由】
- 顧客満足度が低い(低評価・レビュー)
- 真贋調査が入った
- 在庫管理がそもそもできていない
- 商品の検品を怠ってクレームに発展した
このような状況に陥った場合、Amazonはアカウントが悪質だと判断して、アカウントの停止・閉鎖命令を出します。
一度アカウントが停止すると、二度と復旧できず、発生していた売上金は停止から90日以降ではないと振り込み申請できません。
さらに、Amazonで出品ができなくなるので、便利に使用できるAmazonが販売対象としてなくなります。
しかし、ここで出品用アカウントを複数作成しておけば、そのアカウントに移行すればいいだけの話です。
不当な複垢作成は両方規制の対象ですが、正式に作ったアカウントの場合は、片方が規制されるだけで済みます。
☞【関連】 amazonアカウントが削除されるとどうなる?対策・対処法を紹介!
逆にAmazonで複数アカウントを作るデメリットはある?
Amazonでは、2つ以上のアカウントを作成することが、原則として禁止されています。
正しい手順で作るにしても、手間がかかりますし、2法人で運営していない限りはおすすめしません。
それに、出品用アカウントを複数作ると、以下のデメリットがあります。
【出品用アカウントを2つ以上持つデメリット】
- アカウントが停止・閉鎖する可能性がある
- 余分に月額費がかかる
- 売上金の振り込みが一定期間停止する
私は、普段中国輸入転売をしていて、多ジャンルの商品を仕入れています。
中国輸入に特化しているため、アカウントを分ける必要はないと思っていますが、一時期は必要性を感じていました。
しかし、複垢を作るメリットよりも、作成するリスクのほうが高いので作りませんでした!
アカウントが停止・閉鎖する可能性がある
Amazonで出品用アカウントを複数所持するとして、正しい手順で開設しないとアカウントが停止・閉鎖します。
原則として、1法人あたり1個のアカウントしか作れませんからね……。
作る場合は、別法人を設立するか、業務委託・インハウス化するしかありません。
仮に、amazonのアカウントが停止・閉鎖すると、以下の状況に陥ります。
【アカウントが停止すると起きること】
- 売上金の一時没収
- Amazonに販売できなくなる
- FBA納品商品が一気に返品される※送料自己負担
いずれもダメージが大きいですが、大量に商品を販売している場合は、FBAから商品が返送されてきます。
その商品の送料は、こちら側で負担しなければならず、結構な出費になりますよ……。
私の知り合いが、FBA納品の商品(100点ほど)が返品されたことがありますが、全部の返品で約4万円程度の送料がかかったそうです。
それに、二度とAmazonに販売できない点や、売上金が一時的に没収される点を考慮すると、アカウントを2つ以上持つデメリットがわかると思います。
☞【必見】amazonでアカウントが停止する理由と対策を紹介!
余分に月額費がかかる
これは、大口出品を利用している人に限りますが、Amazonで2つ以上のアカウントを所持すると、月間にかかる利用料が増えます。
特に、月間50品以上の商品をAmazonに販売する場合は、出品手数料の兼ね合いから大口出品にしたほうがお得です。
大口出品は、月々4,900円+税の利用料で利用可能です。
Amazon販売を本格的にする場合は、必要経費として使っておきたいところですが、複垢のすべてを大口出品にすると、その分利用料がかかります。
2つのアカウントを運用することを想定しても、毎月10,000円程度利用料がかかるので、何かとデメリットになるかもしれません。
そのため、Amazonで出品用アカウントを2つ以上作成する場合は、利用料のことも想定したうえで、作成することをおすすめします。
売上金の振り込みが一定期間停止する
Amazonでアカウントが停止・閉鎖されてしまうと、売上金の振り込みが一時的にストップします。
仮に、アカウントが削除した場合は、売上金が90日間没収されてしまいます。
Amazonでせどり・転売をしている人は、クレジットカードなどで回している人がほとんどです。
仕入れをカードでおこない、発生した利益で代金を支払うようなイメージです。
しかし、売上金が振り込まれないと、カードの支払いが滞ってしまうケースも考えられます……。
これは、結構なデメリットになるので、注意したいところです。
Amazonで出品用アカウントを複数作るポイントを2つ紹介!
Amazonで、複数アカウントがあれば便利ですが、2つ以上作るにはリスクが高すぎます。
しかし、それでもアカウントを作りたいと思っている人のために、2つ以上アカウントを作る際のポイントを紹介しますね♪
具体的な作り方は、以下のとおりです。
【出品用アカウントを2つ以上作るポイント】
- Amazon公式に申し出る
- 法人を2つ以上設立する
これらをそれぞれおこなえば、アカウントが停止することなく、スムーズに運用できます。
手間はかかりますが、特化販売をしたい人や、アカウントを使い分けたい人は要チェックです!
Amazon公式に申し出る
Amazonで2つ以上アカウントを作成する際は、公式に申し出るようにしましょう。
この場合、指定の許可がない限りは、複垢を作れないので注意しましょう。
これまで2つ以上アカウントを作成した人に話を聞くと、以下の条件があったようです。
【複垢作成で課せられる条件】
- 2法人の作成
- 1法人+1個人の作成
- 部署を作って使い分ける※責任者は別
さらに、この条件にプラスして、それなりの会社規模で物販ビジネスをおこなっていることが課せられます。
要するに、商社などでおこなっている人ではない限りは、複垢作成はできません。
情報を改ざんして作った場合は、アカウント規制の対象になるので注意しましょう。
法人を2つ以上設立する
amazonでアカウントを2つ以上作成する際に、最も理想的な形は法人を2つ以上設立することです。
この場合注意したいのが、同じ会社の別部署ではなく、法人登記などもすべて一からし直して、会社を設立する必要があります。
私がお世話になっているクライアントさんや、外注先の人は、ペーパーカンパニーを作って運用している人も少なくありません。
仮に、2法人で運営する場合は、以下の情報が必要です。
【2法人でAmazonアカウントを運用する際に必要な情報】
- 会社名
- 運営責任者※本垢とは別の人
- 住所
- クレジットカード※本垢とは別の法人カード
- 異なるIPアドレス
- ネット回線
本垢と関連性がないように運用する必要があるため、IPアドレスやネット回線は別のものを使用しなければなりません。
もっとも簡単な方法は、事務所利用可能な安い賃貸を借りて、そこを住所地に設定したのちに、法人登記をおこないます。
そして、法人カードを作成したうえで、amazonに登録します。
無事開設が完了したら、ネット回線を新規契約して、IPアドレスとブラウザを本垢とは別に運用しましょう。
まとめ
Amazonで、複数のアカウントを作る場合は、購入用・出品用で作り方が異なります。
購入用の場合は、そこまで手間がかかりませんし、作成しても問題ありません。
しかし、出品用アカウントの場合は、無断で同じ情報で作成すると、規制されるので注意しましょう。
アカウントが規制されると、以下のことが起きるので注意しましょう。
【アカウント停止で起きること】
- 売上金の一時振り込み停止
- amazonの出品規制※閉鎖した場合は二度とできない
- 購入用アカウントの削除※紐づけされていた場合
仮に、あなたがamazonのアカウントを2つ以上持つ場合は、別で法人を設立するか、インハウス化して部署内で回すかにしましょう。
規制されるのは怖いので、無理して別垢は作成しないほうがいいですね!
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