近ごろ、転売(せどり)をすることに対して、「悪いことをしているのではないか?」という議論が、あちこちで勃発しているようです。
もしかしたら、この記事を読んでくださっているあなたも転売に対していいイメージは持っていないかもしれませんね。
令和元年6月14日から「チケット不正転売禁止法」が施行され、一時期ニュースにもなりました。
また、マスクやアルコールの転売でも、度々議論が巻き起こりましたね。
このようなルールを守らない転売ヤーがいるせいで、全ての転売が「悪」だと印象づけられてしまっているのは、少し悲しくも感じます。
今回は…
- 転売(せどり)することの何が悪いのか?
- なぜ転売(せどり)は嫌われるのか?
- 正しい転売(せどり)をするためにはどうすればいいのか?
転売の何が悪いと言われるのか
では、早速ですが、「転売(せどり)の何が悪いのか」について以下の、4つのポイントをご紹介いたします。
- 転売そのものを犯罪だと思う人がいる
- 人の足元を見るように高額転売する
- 人気のある商品を買い占めて高額転売する
- 詐欺をする人がいる
それぞれ解説していきますね。
1.転売そのものを犯罪だと思う人がいる
そもそも転売(せどり)自体が犯罪行為だと勘違いしている方が多いようです。
まず、正しい認識をしていただきたいのですが、転売(せどり)はルールを守って行えば犯罪ではありません。
後ほど詳しく説明しますが…
- 「古物商許可証」をとっているか?
- チケットやマスクのように、転売(せどり)禁止になっている物を転売していないか?
上記のルールを守っていれば、なんら問題なく全うなビジネスとして成立します。
しかし、一部の転売ヤーがルールを守らず、罪を犯しているのも事実です。
一部の悪い転売ヤーのせいで、きちんとルールを守っている方々まで悪く言われるのは、なんか悲しいですよね。
2.人の足もとを見るように高額転売する
今回のコロナ騒動でも記憶に新しいのですが、「マスクの高額転売」が世間を騒がせました。
「マスクの需要が高まる事を予測し、まとめて購入しておく」ところまでは凄い能力だと思いますが、このマスクを高額で転売してしまったことが今回のテーマの発端でもあります。
コロナの事態では、人の命や、今後の生活を守るためにマスクは必需品です。
そのマスクが手に入らなくて困っている人に対し、高額で転売するのは、人の足もとを見たあくどい商売と言わざる終えません。
それで実際、困る方々が大勢いたわけですから問題ですよね。
このような行為は嫌われて当然と言えます。
3.人気のある商品を買い占めて高額転売する
転売(せどり)をしていく中で、需要がある商品を仕入れて転売するのは避けられないことではあります。
ですが、その商品の人気が凄すぎる場合、世間から白い目で見られることも覚悟しなければなりません。
- 鬼滅の刃
- Nintendo Switch
- どうぶつの森
などは、今期年代を問わず流行りましたね。
このような人気グッズを高額転売する転売ヤーがいたことから、転売(せどり)が嫌われた経緯もあります。
ファンの方が、楽しみにしていたグッズが手に入らず、メルカリや、ヤフオクを覗いてみると高額で販売されていました。
その事実を突きつけられたときのファンの心理はいかがなものでしょうか?
こちらの件も、転売(せどり)が嫌われて当然の内容ですね。
4.転売で詐欺をする人がいる
メルカリやラクマなどフリマアプリが認知され、たくさんの方が利用するようになったことから、「詐欺」もしくは「詐欺まがい」な事件も多く発生しています。
楽しみにしていた商品が届き、いざ開封してみると
- 商品が間違っていた
- 故障していた
など最悪の場合、商品が届かない(送られていない)ケースもあるようです。
もちろんメルカリやラクマでは間にしっかりとした会社が入っているので対応はしてくれますが、涙をのんだ方もいたと思います。
転売をやるなら「何が悪い」「何が良い」を知っておく
ご紹介した通り、転売(せどり)はあまりいいイメージをもたれていません。
ですので、転売(せどり)をやっていくのであれば、
- 何が良い
- 何が悪い
をしっかり把握しておく必要があります。
以下の5つのポイントを確認しましょう。
- 儲かるのがわかっていても上記の悪いと言われる転売をしない
- 当たり前だが法律を守って行う
- 一時的に売れるものでなく継続して売れるものを転売する
- 安く仕入れて適正価格で売る(高額転売しない)
- お客さんが喜んでくれる転売を心がける
こちらもそれぞれ解説いたします。
1.儲かるのがわかっていても上記の悪いと言われる転売をしない
- 鬼滅の刃
- Nintendo Switch
などのトレンド系は、間違いなく儲かると言ってもいいでしょう。
ですが、全うに転売(せどり)のビジネスを行うなら、世間で「悪い」と言われる転売は避けるのが無難です。
もし、一時的に儲けたとしても気持ちのいいことではありませんし、クレームなどをもらえば気持ちも滅入ります。
犯罪ではありませんが、おすすめはいたしません。
2.当たり前だが法律を守って行う
当たり前ではありますが、法律、ルールを守って転売(せどり)を行いましょう。
- 古物商許可証の取得
- 酒を扱うなら酒類免許を取得
- 化粧品(海外商品)を扱うなら化粧品製造販売業を取得
- チケットやマスクの転売はしない
法律に触れる転売はただの犯罪行為です。
当たり前ですが、念のためご紹介しておきます。
3.一時的に売れるものでなく継続して売れるものを転売する
先ほども紹介した「トレンド系の転売」には手を出さない方がベストです。
一時的に売れても大きなメリットは期待できません。
ビジネスとして捉えた場合、長い目で継続して売れる商品を転売(せどり)する方が結果的に楽ですし、儲かります。
無駄な労力を費やさないようにしましょう。
4.安く仕入れて適正価格で売る(高額転売しない)
市場には「適正価格」というものがあります。
物価は日ごとに変わっていきますので、自分が販売している商品の適正価格を把握していることが重要です。
先ほども述べたように、高額転売は嫌われる要因の一つですので、適正価格を心がけましょう。
転売ビジネスの基本は「安く仕入れて適正価格でしっかり売る」ことです。
これを忘れないようにしてください。
5.お客さんが喜んでくれる転売を心がける
ビジネスの基本は「お客様が喜んでくれること」です。
何でもかんでもとりあえず売れればいいや!というマインドでは、あなたの転売ビジネスは長くは持たないでしょう。
本来、転売(せどり)は、
- 仕入れ先
- 購入するお客様
- 転売するあなた
など全員にメリットがある素晴らしいビジネスです。
誰かが損をしたり、過剰に得をしたりする間違った転売商法は、やってて楽しくもないですし、あなたのモチベーションも上がりません。
転売(せどり)はビジネスの基本を学べる
転売(せどり)に対して悪いイメージを持ってしまったかもしれませんが、犯罪ではない全うなビジネスだと認識していただいたと思います。
もちろん転売にもメリットがあって、転売はビジネスの根源を学ぶことができる商売の基礎と言えるのです。
その理由を3つ紹介していきます。
企業もやってる安く仕入れて高く売る
皆さんが日頃、利用する
- スーパー
- コンビニ
- 靴屋さん
- 洋服屋さん
なども全て「転売(せどり)」と基本は同じです。
誰もが知っている企業も転売(せどり)の基本である、「安く仕入れて高く(適正価格)売る」という事をやっています。
個人でそれを行うということは、小さな会社を営むことと同義だと考えられるのです。
転売そのものが悪ならビジネスが成り立たない
そもそも転売行為が「悪」ならば、この世の全てのビジネスは成り立ちません。
なぜなら、企業のほとんどがこの「転売(せどり)」を基礎にしているからです。
私たちは何か物を手に入れるときに、価格に納得して商品を購入します。
食べ物や衣類、生活に必要な物は、全てどこかしらで購入した物がほとんどですよね。
ということはビジネスだけではなく、転売が「悪」なら私たちの生活もままならないということです。
転売(せどり)をすることは悪いことではありません。
せどりは昔からあるビジネス手法
せどりは昔から存在するビジネスの手法の一つです。
「せどり」という言葉は諸説ありますが、「米の競り売り」からきていると言われています。
1936年の「書物語辞典(古典社)」にも当て字で
- 糶取
- 背取
と記載があり、転売に関しての記述があるくらいです。
転売(せどり)の何が悪いかを知って本来の転売をしていく
ここまで、述べてきた「嫌われる転売ヤー」が存在することは間違いありません。
ですが、本来、転売(せどり)は
- 仕入れ先
- お客様
- 転売をする自分
なども得する素晴らしい商売です。
本来のあるべき姿を実現していけば、関わる全ての方が幸せになるはずなのです。
転売(せどり)の
- 「何が悪い」のか
- 「何が正義」なのか
などを自分の中でも問いかけて、正しい転売を行っていきましょう。
ヤバいものを避けると転売の何かが悪いとは言われない
正しい転売(せどり)を行っていくにあたって、「ヤバいもの」を避けていくと必然的に全うなビジネスになります。
転売(せどり)に関しての「注意点」としてポイントをいくつかご紹介します。
コロナで問題になった命に関わる商品は売らない
マスク転売が禁止になったのは「高額転売」が理由ではありません。
マスクやアルコールの買い占めが巡り巡って「命に関わる」と判断されたからです。
今後も時代や環境の変化に応じて、そのような商品が出てくるかもしれません。
もし転売してもいいか悩んだ場合は、「命に関わるかどうか」を判断基準としてもっておくといいでしょう。
熱狂的なコアファンの多いトレンド商品は売らない
先ほども述べましたが、トレンド系は避けた方が無難です。
漫画やゲームなどは、これからも流行にのって様々な作品がラインナップされるのは間違いありません。
ですが、その度にトレンド転売にのっていくと、その場限りの商売しかできなくなります。
また、熱狂的なファンとのいたちごっこが続くことは、容易に想像ができますよね。
長い目で見た転売(せどり)を行いましょう。
時流に乗った品薄の新商品
時代の流れによって品薄になる商品には、手を出すのはやめましょう。
- トレンド系
- コロナ渦のマスク
などの両方のニュアンスを持っている商品です。
品薄になっている商品を転売するということは、少なからずその商品を手に入れられなかった方々のやっかみを買うことになります。
先ほどの注意点と留意するポイントは同じですが、手を出さない方が無難です。
地道な転売がベスト
結局、地道に「長い期間売れ続ける商品」を探して転売していくのがベストなやり方です。
一気にドカンと大儲け!という考え方は身を滅ぼしかねません。
それで逮捕された方がいるくらいなので、商売として地道に地に足をつけて行っていきましょう。
本来の転売をする方が長続きする
本来あるべき姿の転売(せどり)を行う方が、結論長続きします。
長い期間、安定して利益をもたらしてくれる商品が増えていけば、
- 儲けもしっかりでる
- 時間にも余裕が出てくる
転売(せどり)はビジネスの基本だからこそ全うなやり方が一番良いというのが私の結論です!
まとめ
転売行為自体は、全く違法ではありません。
しかし、モラルが欠如し、ルール違反する方々が増えてきたことも事実です。
あなたが転売(せどり)をしている、もしくはこれからやろうと思っているのであれば、
- 良い転売
- 悪い転売
をしっかり把握しておきましょう。
何が悪いのか分かっていれば、大きなミスをすることなく安定して利益を生み出せるはずです!
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