恐らくこの記事を読んでいるあなたは、ひょっとしてこのような状況ではないでしょうか。
- 起業したけど失敗してしまい、借金をいくらか負った
- 起業して成功を夢見ているが、失敗を恐れている
大きく分けてこの2つになると思います。
もう少しわかりやすく言うと・・・
既に起業して失敗する「前か後」なのかなと思います。
失敗前の方は、起業の体験談を聞きたいだろうし、失敗してしまった方で、まだ実業を諦めきれない場合、再スタートをかけていきたいと考えているはずです。
失敗リスクをなるべく避けたい!起業する「前」に必ず考えておくべき●つのこと
1、「とりあえずやってみよう」を避けて3年先の事業計画を立てる
スタートアップをされる起業家が失敗する典型的なパターンの1つ、それは「とりあえずやってみよう」という安易な思考です。
これは、インフルエンザを「気合で直すぞ!」と言っているに等しいです。
何も知識のない若い時って、「元気」「気合い」とかで物事を進めてしまいがちですが、はっきりいってそれに近いと思います。笑
しかし、普通に病院に行って、化学と薬学の力で治療すれば、僅か1週間程度でインフルエンザを直せるわけですね。
これは、起業で失敗する人も同じです。
何も知らず、誰からも教わらず、いきなり実業してしまえば、失敗する確率はぐんぐんとあがってしまい、1年で会社のお金を使い込んでしまい赤字転落する起業家さんも多いのなんの(^^;
で、実際に起業で成功するために、大事なことは、”3年先の綿密な事業計画”になります。
例えば、最も再現性の高いビジネス「AmazonのWEB物販」を例にするなら、僕の場合、初月から売上が普通にあがり、既に10年以上も物販の事業をしていますが、波はあったものの、右肩上がりに業績をあげています。
10年WEB物販で飯が食えるのは、生き残っているわけなので、とても凄いことです
上図のように、僕は、
- 中国輸入をして、Amazonへ国内販売
- 中国輸入をして、アメリカAmazonへ輸出
この2つのやり方でそれぞれのアカウントで利益100万円を達成しています。
役員報酬も安定し、家族4人を北海道の千歳で養えています♪
また、失敗リスクを少しでも軽減したいのか、”利益は実際にどれくらいですか?”と疑問に思う起業家の方は多いです。
利益は赤枠部分になります。
もし僕が赤字経営なら、3年以内、長くても5年で会社をたたむ可能性があるなか、僕はWEB物販の起業を10年も生き残っているので、もちろん途中失敗はあったもの、「生き残れていること自体」それこそ成功の証拠でもありますよね♪
ここまでいけたのには、税理士さんとシュミレーションして綿密な打ち合わせをしたからにほかなりません。
※参考:スモビジ
自分の頭で事業計画および試算計画をすると、パンクするでしょう。
しかし、専門家の方にお金を払って一緒に計画を立てることで・・・
- 融資の手配やタイミング
- 損益分岐点
- 毎月の予想経費
これらを可視化することができ、
- 今何をするべきか
- やらなくていいこと
これらを十分に理解することが可能です。
通常WEB物販で起業をするなら、最低でも1年半、長くて2~3年程度の販売実績を作れば、融資に成功することができ、起業で失敗するリスクを十分に下げることができるんです。
では、これだけの売上をどのようにしてあげていったのか?
どのようにして、起業成功に向けて失敗リスク下げたのか次の話に進みます。
2、集客は低コストかつ難易度の低いことから取り入れた
起業して、毎月安定して利益100万円以上をあげることは、とても難しいことです。
売上(年商)はいくらでもあげられますが、利益が100万というのは、また別の問題です。
もちろん、商品リサーチや選定が、購入者のニーズとぴったりあっていたこともありますが、その話は一旦おいておいて・・・
普通の味の居酒屋さんでも飲食チェーン店でも売上が安定する秘訣として、一番にあげられるのは、まぎれもなく「集客」になります。
起業で失敗してしまう多くは、集客ができなことでドローダウンをしていくはずです。
僕の業種は主にWEB物販ですが、集客は、大手プラットホームに依存する形をとっています。
もし、一から独自のショップを作成したのであれば、たまったものではありません。
GoogleからのアクセスやSNSのフォロワーを集めなくてはいけないかもしれないので、少なくとも2年くらいはかかるのではないでしょうか?
また、システムやサイトの保守・運営にも毎月コストがかかり、店舗の維持費に比べると確かに安い計算ですが、集客システムを自社で作るということは、とんでもなく難易度が高いと言えます。
一方で、僕は、集客システムを大手プラットホームに託す形で、自社商品を販売する簡単なやり方で僕は10年近く売上を上げることに成功しました。
しかも、登録料も楽天に比べると安く出店できるので、コストは格段に安いです。
というわけで、もしあなたが、WEB物販に関わらず、起業で失敗しないために、集客どうしようかな~と考えたら、集客は低コストかつ難易度の低いものを選択肢にしてくださいね。
3、経費をどれだけおさえられるかが勝負
起業で失敗する人の特徴って、売上や利益ばかり追って、毎月の経費を細かく見ない傾向にあります。
むしろ、「売上や利益をあげればいいじゃん」と変に強い気になり、経費をどんどん重ねてしまう「追い込みタイプ」の経営者が多い気がします。笑
もちろん、起業家のみんながみんなが決してそうではないですが、起業で成功している人ほど、毎月税理士さんとの打ち合わせをかかさずして、損益計算表(月次推移)を整理されている方が多い印象です。
こんな感じにずらずらと勘定項目がありますが、起業家であるあなたは、ちゃんと毎月チェックされていますか?
この毎月の経費チェックからの~軌道修正は、起業で失敗するリスクを十分に下げることができます。
ちなみに、WEB物販事業をしているmaruの実体験ですが、物販は、毎月の売上の一部を仕入れ資金に回す関係以上、資金繰り(キャッシュフロー)がとても大切になります。
ですので、”いかに経費をおさえられるか?”これが勝負所になります。
恐らくこれは、飲食業やサービス業で起業された方も身に染みてわかっていることでしょうが、削減できるものは、削減するようにしてください。
で、ここからは、失敗に基づいた実体験ではありますが、人件費や外注費を削減すると人が辞めてしまい会社が回らなくなるので、
- できるだけ会社を自宅にする
- 出張代や雑費はマイルやポイントで払う
など極限まで経費をおさえることが大切になってきます。
失敗する起業家あるあるですが、駆け出しの方は、おしゃれな店舗や事務所にこだわり過ぎて、スタッフや外注さんに意識が向かない経営者が多い印象です。
起業家の経験談の紹介。先人から学ぶべし
1、みんな知るユニクロは、野菜の販売をして、2年で約28億円の赤字をたたいた。
かなり前の話でしたが、2002年10月、ユニクロは野菜通販事業、つまり農業事業をスタートしましたが、売上高は初年度から売上予測の半分程度でした。
- 鮮度を保つために在庫管理の難易度が高かった
- 野菜の安定供給が困難だった
などが影響し、2年で約28億円の赤字を出すことに・・・
撤退を余儀なくする運びとなってしまうことがありました。
では、失敗の要因はなんだったのでしょうか?
原因が色々とある中で、僕からみると2002年にEコマースの先方は、少し時代を先読みし過ぎたような気もしています。
スマホもそこまで流行っていたなかったと思うし、SNSやyoutube、LINEもなかったです。
日本人は、都市部を中心に少し値段が高くても、ウォンツとニーズがあれば購入すると思うので、少し時代を先読みし過ぎたかな~と感じています。
野菜の安定的な供給については、需要があれば、鮮度を保つ在庫管理にコストをかけるメリットはあったはずです。
今では、ネットスーパーのFコープやセブンイレブンなど、鮮度の高い食品を届けるサービスがわりと浸透している気がしますので。
2、メルカリは、情報配信業でイギリス子会社に参入したが撤退
大手フリマサイトを保有し、今では複数の事業で他販路展開する、メルカリは、2018年6月期に売上高3000ポンド(約43万円)を計上するも2016年、2017年ともに売上は0ポンド。
営業/経常損失は2018年6月期で730万8000ポンド(約10億3900万円)と大失敗だった経験があるようです。
失敗の要因は、ニーズ検証の不足、つまり市場サーチの甘さにあったと思われます。
日本ではユニコーン企業として知られ同社のアプリは、今でも若者から絶大な支持を得ていますが、明確な文化の違いにあったことを把握できないまま、資本をつっこんでしまいました。
異国の地でビジネスをするなら、テストマーケティングをしないといけませんね(^^;
イギリスでは、まだまだ個人間での商品の交換や売買が長く文化として根付いているようで、現金の手渡しが主流であったことで、メルカリが根付かなかったと分析しています。
一方、『Shpock』というオーストリア発のフリマアプリはその需要を満たしています。
『メルカリ』が持つオンライン上でのやり取りや受け渡しが、普及しなかった、国民性的に困難だった模様。
メルカリもバカじゃないし、イギリスへ進出する際に競合アプリの存在は知っていましたが、なぜイギリスだったのか?
もの凄い気になるところですね(^^;
親日のアメリカやアジア圏の方がよかったように思いますが、金融大国のイギリスで会社を持つことで、合法的なキャピタルフライなども視野にいれていたのではないか?とも言われています。
3、何かと話題のZOZO設立以来初の減益発表にみるプロモーション事業の失敗
有名起業家である旧ZOZO創業者の前沢社長の失敗事例は結構有名かもしれません。
2019年1月31日に、ZOZOは創業以来初となる、通期見通しの下方修正を発表しました。
下方修正の理由は、200億円の目標を立てたプライベートブランド(PB)事業が125億円の赤字を計上したからです。
失敗の要因は、拘りや趣向の強いブランド価値と特徴を出し過ぎたのでは?と僕は分析しています。
また、衣料品のデザイン含めたニーズがなければ、ブランディング・PRをしてもうまくいきようがありません。
莫大な広告費も無駄に使ってしまったわけです。
事業の失敗の要因は2つあります。
もうご存知かもしれませんが、1つ目は「ZOZOSUIT」です。笑
サイズ調整をしやすくし、通販の障壁を下げるはずが、呼び込みたい層はローファッション層であったこと。
ターゲットの認識の甘さがあったと言われています。
着用後40回転が必要という品質の悪さ、不具合がSNS上で不満の声が上がり、バズりました。
この時ZOZOは海外展開も考えていたようですが、拡大ターゲットのニーズを全く捉えてない段階での大型投資(強気戦略)であったこともあり、45億を投資した「おもちゃ」と言われてしまう結果に・・・
2つ目は有料会員向け割引サービス「ZOZOARIGATO」で、これも超有名な話です。
安売りを嫌うナイキを中心したアパレル各社が猛反発したことは覚えている方もいることでしょう。
プラットホームを持つ企業の傲慢さが招いた結果とも受け取れます。
大量の資金を投入し経営にかなりの打撃を与え、さらには、既存のアパレルメーカーに競合と捉えかねない状況にも陥りました(^^;
後者はかなりブランド力低下を招きましたが、「ZOZOSUIT」の話題性やプロモーションは爆発的だった言えます。
ただ、もう少し、検証を踏みながらの開発投資を行えれば軌道修正ができていたとも言われていますね。
4、おもちゃの大手大企業トイザらス!なぜ倒産に追い込まれたのか。
トイザらスの事業の失敗、そして倒産の話は日本でも報道されて、僕も驚いたことがあります。
失敗の要因はなんだったのでしょうか?
2018年3月15日に米国国内における事業を断念したトイザらスですが、一言で言うと「店舗の拡大をし過ぎて、経費過大を招いた」と言われています。
また、大手メーカーですし、Amazon等で出店もできたはずですが、ECサイトがしょぼかったこと、浸透しなかったことも要因の一つです。
2018年は、オンラインコマースのAmazonやウォルマートがメジャーな時代でしたが、まさに時代についてこれずに破綻したと言った方がわかりやすいでしょう。
日本でも大手百貨店が軒並み、店舗縮小をして、閉店に追い込まれています。
以前まで、トイザらスはアマゾンでの唯一の玩具販売業者として契約を交わしEコマースに出店したのですが、トイザらスの公式サイトをクリックすると、アマゾン内のトイザらス専用ページに飛ぶ仕かけになっていたようでした。
玩具販売のノウハウと顧客データを手に入れたアマゾンは、トイザらスの品揃えが十分ではないことを理由に、ほかの玩具業者もマーケットプレイスに招き入れ始めたことで、競争が激化。
そこでトイザらスも対抗して、独自にトイザらス・ドット・コムというオンラインショップを立ち上げたわけですが、それがうまくいかず、失脚。
Amazonのページの
- 更新速度
- 買いやすさ
- 手軽さ
などには勝てなかったわけです。
また、僕の経験ですが、転売やーやせどらさんが、おもちゃをどんどん出品するし、価格についても、定価以下で購入してしまうことも、大きな問題の1つだったと思います。
メーカーが転売ヤーを嫌う理由はココですからね(^^;
起業して数年後、痛い失敗!倒産寸前!そんな時にどうするべきか?3つのこと
1、融資を受ける。だけどその前にやるべきこともある。
先ほど個人起業家である前沢社長をとりあげて、いくつか起業の失敗例についてご紹介しました。
あれだけの規模になるとピンとこないかもしれませんが、まず一つの事業とプロジェクトで失敗をしてしまった場合、原因を細かく分析しないといけません。
で、原因の分析は、誰しも起業家さんは大切だと口を揃えていいますが、主観と客観にわけていくことが理にかなっています。
例えば、項目別にアンケートフォームを作って、お客様の声を匿名且つ端的に聞くやり方の方が本音で聞けてよろしいかと思います。
「アンケートを取る=マーケットイン」であり、その後の展開のプロダクトアウトにもつながってきますからね!
それが終わったら、融資を受ける準備をした方がよいでしょう。
融資は、結構気軽に受けられるものなので、簡単だからこそ、再企画の方に力を注いだ方がよいですね♪
2、経費を大幅削減する
これは大企業にもあてはまる時ですが、不況や苦しいときほど、コスト(経費)削減は、起業で失敗リスクを避ける上で最優先課題と言えます。
なぜなら、売上が上がらないと判断したら生き残るためにそうするしかないからです。
では、どのようなコスト削減が大事なのかというと、あくまで僕の考えではありますが、人を切る前に、社長の役員報酬やオフィス家賃などの固定費を抜本的に見直す必要があります。
広告費のような変動費は月によっていくらでも制限することができるでしょうが、固定費の軽減に関しては最優先課題になると思います。
ただし、「人(ヒト)を切る前に、まず自分の整理をしていくこと」これがすごい重要です!
3、即売上のあがる物販などのビジネスに着手する
起業して数年後失敗しないためにも、早期に融資を勝ち取ることがとても重要です。
ただし、売上実績は最低限必要になってきますので、そのために、僕がやっているようなWEBは経験的に1年足らずの実績で融資が降りやすい傾向にあります。
起業で失敗する要因としては、資金繰りになります。
これは大手企業も同じようなことが言えると思っています、大企業ほど融資を受け続けなければ、向こう3カ月程度で事業をたたんだり、倒産なんてことも直ぐに起きてしまうことは多々あります。
飲食店やサービス業なんて猶更ですよね(^^;
破産寸前でも、融資の見込みがあれば、銀行や信託銀行はお金を貸しますので、とにかく実績を短期間にあげ続ける何かが必要でしょう。
【まとめ】起業と失敗は隣り合わせ、赤字や損失をどうとらえていくこと
どんなに大きな企業でも失敗はあります。
前沢社長のような個人起業家が先頭にたって、プロモーションを行うことがあっても、今の時代SNS等で拡散されてしまい、油断すると一気に失敗街道まっしぐらになることもあります。
僕も数々の失敗をしてきたからわかりますが、原因を分析して失敗から学ぶことで、起業家は成功できます。
逆に失敗しない人はいません。
だからといって失敗をどんどんしなさいと言うのもおかしいですが、冒頭でもお伝えしたように、事業計画、マーケティング戦略などを綿密に立てることで、失敗のリスクを軽減することができるので、
もし、この記事を読んで、「起業で失敗したくない!成功したい!」と少しでも思われたのであれば、しっかりとDo(行動)の前に計画(Planning)をするようにしてください。
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